勝つためには連勝にこだわらない
日本で実践できるさまざまな「ギャンブル」では、それぞれに違った特徴があります。勝ちやすいもの、勝ちづらいもの、大きなリターンが期待できるもの、小さなリターンしか期待できないが期待度が高いものなどの特徴をよく理解して、それぞれに合わせて攻略することが肝心です。
ギャンブルの性質自体は比較すればある程度把握することができます。しかし、肝心かなめの「勝ち方」については、性質をよく理解したうえで構築していく必要があります。たとえば、競馬で勝つためには馬の状態を見極められる観察眼を身に付ける必要があり、パチンコならばホールの癖を見抜く能力や釘を読む能力を身に付けなければいけません。さまざまな対策を講じつつ細心の注意を払うことが、ギャンブルで勝つための基礎です。
ただ、いかなる状況であっても「完全無欠」で勝ち続けることは不可能です。勝つときもあれば負けるときもあって当然で、場合によっては勝率50%以下になることもあります。しかし、勝率が低いからと言って必ずしも負けてしまうとは限らず、むしろ勝率が高い人よりも大きな利益を得られている可能性もあります。
「大きく勝って小さく負ける」というのがギャンブルの基礎であり、これを徹底するために精神的なコントロールと技術的な成熟が必要です。それゆえ、連勝することに対して執着する人は、その日の負けをその日の内に取り戻そうと考える傾向が強いため、最終的に大きく負けてしまいやすいです。